「山村由美子 図解古文読解講義の実況中継」はやった方がいい
古文読解 | comments(0) | - | 堀川紫野介 |
古文は勉強しても成績が上がりにくい科目と言われています。古文単語を覚え、古典文法を修得しても問題はなかなか解けません。
古文の成績を上げるためには推理力が必要です。前文や設問から答えを導き出す推理力がものを言います。この推理力は、小学生の頃から「名探偵コナン」などを好んで読んでいる人は、不思議なくらい推理力があります。いわゆる「勘」があるのです。ここで言う「勘」はサイコロを転がして当てるような能力ではなく、関連付ける能力であったり、起承転結が予想できる能力を指します。
もちろん古文単語、古典常識、古典文法の知識は必要ですが、それだけでは足りないんです。プラスαの力が必要なんです。
「そんなん言われたら、古文勉強する気なくすわ」と言われそうですが、諦めるのはまだ早いです。古文は勉強を放棄すれば点がとれません。受験科目に漢文のない大学は多いですが、古文が占める比重はまだまだ高いです。古文を克服しなければ、合格はないでしょう。
「そしたら、どなしたらええねん。」の答えは、「山村由美子 図解古文読解講義の実況中継をやりなはれ。」です。この本は、推理力のないお兄さんお姉さん方が、疑似的であっても推理力があるが如く古文に向き合うことができるノウハウが詰まっています。
数ある古文読解の参考書の中でも、一番具体的にどうすればいいのかを記述した参考書と言えるでしょう。足りないところを補ってくれます。古文読解のワザが85記載されてます。自分のもんにして下さい。
実戦問題に挑戦する場合は、最初は時間を気にせず、じっくりとワザがどう適用するかを試してみて下さい。時間がかかりますが、そのプロセスはとても重要です。古文は避けて通れません。疑似的であっても推理力を身につけましょう。
難易度 ★★★☆☆
お薦め度 ★★★★★