2020年大学合格者高校別ランキングから見た関関同立の難易度
大学難易度 | comments(0) | - | 堀川紫野介 |
2020年の大学合格者高校別ランキングが2020年3月15日号の「サンデー毎日」に掲載されました。GMARCH・関関同立の難易度がどのように動くのか、気になるところと思います。
通常、大学受験の難易度は偏差値で知ることができますが、大学合格者高校別ランキングからでも実感として把握することができます。
まずは、関関同立合格者ベスト20は以下のとおりとなります。
第1位 膳所高校(滋賀) 651人
第2位 豊中高校(大阪) 642人
第3位 大手前高校(大阪) 573人
第4位 茨木高校(大阪) 571人
第5位 奈良高校(奈良) 548人
第6位 畝傍高校(奈良) 514人
第7位 四条畷高校(大阪) 460人
第8位 須磨学園(兵庫) 438人
第9位 三国丘高校(大阪) 431人
第10位 石山高校(滋賀) 422人
第11位 北野高校(大阪) 420人
第12位 市立西宮高校(兵庫)419人
第13位 春日丘高校(大阪) 415人
第14位 嵯峨野高校(京都) 414人
第15名 天王寺高校(大阪) 402人
第16位 高津高校(大阪) 392人
第17位 郡山高校(奈良) 378人
第18位 関西大倉高校(大阪)374人
第19位 三島高校(大阪) 365人
第20位 西京高校(京都) 360人
横綱級の高校がずらりと並びます。関関同立の難易度を実感するためには、スーパーエリート高の合格者数を分析する必要があります。3年前の同じ時期である2017年3月19日号「サンデー毎日」の数字と時系列比較してみましょう。
(滋賀県)
膳所高校 530人 ⇒ 651人
彦根東高校 329人 ⇒ 326人
(京都府)
堀川高校 159人 ⇒ 265人
西京高校 293人 ⇒ 360人
洛北高校 139人 ⇒ 146人
嵯峨野高校 376人 ⇒ 414人
(大阪府)
北野高校 351人 ⇒ 420人
天王寺高校 276人 ⇒ 402人
大手前高校 393人 ⇒ 573人
(兵庫県)
神戸高校 360人 ⇒ 322人
長田高校 346人 ⇒ 337人
姫路西高校 179人 ⇒ 214人
(奈良県)
奈良高校 477人 ⇒ 548人
畝傍高校 424人 ⇒ 514人
(和歌山県)
桐蔭高校 143人 ⇒ 164人
スーパーエリート高の関関同立合格者数は、3年前と比べて確実に増えています。これらの高校に在籍する受験生が関関同立に参入すれば、当然のことながら合格水準は上がることになるでしょう。
逆に、失礼ながら関脇・小結クラスにあって、微妙な位置づけにある高校はどのような状況にあるのでしょうか。横綱・大関クラスの高校が関関同立にどんどん参入しているのであれば、当然に影響を受けて数値は下がっているはずです。
(滋賀県)
草津東高校 259人 ⇒ 124人
東大津高校 231人 ⇒ 220人
(京都府)
南陽高校 204人 ⇒ 185人
(大阪府)
池田高校 359人 ⇒ 299人
箕面高校 311人 ⇒ 241人
北千里高校 272人 ⇒ 160人
三島高校 352人 ⇒ 365人
牧野高校 197人 ⇒ 128人
寝屋川高校 309人 ⇒ 216人
清水谷高校 274人 ⇒ 137人
八尾高校 275人 ⇒ 184人
鳳高校 151人 ⇒ 127人
(兵庫県)
西宮東高校 328人 ⇒ 286人
葺合高校 222人 ⇒ 132人
北須磨高校 143人 ⇒ 108人
(奈良県)
高田高校 227人 ⇒ 135人
平城高校 324人 ⇒ 153人
予想どおり軒並み数値を落としてます。その中でも大阪府立三島高校はすごいです。厳しい状況の中で数字を伸ばしています。「受験生は大阪府立三島高校を見習いましょう」を記述した時点では、わかりませんでしたが、奮闘ぶりが裏付けされた感じですね。
関関同立に合格するハードルは、確実に高くなっているようです。できるだけ早い時期に受験勉強をスタートさせるのが賢明です。
※「2020年大学合格者高校別ランキングから見た産近甲龍の難易度」も参照願います。