英文法の新しい流れ

   英文法 comments(0) - 堀川紫野介

さすがに高3にもなると、受験を控え英語をどのように勉強するか、友達同士でも話題にすることがあるでしょう。


そんな中、英文法の位置づけは時代と共に変わってきたと言えます。昔は、試験の中で英文法の占める割合も高く、受験生は英文法の勉強をしっかりしてきました。


しかし、長文読解のウェイトが非常に高くなり、英文法の存在価値は日増しに低くなりました。むしろ英文法の勉強をしていることさえ悪という時代が長く続きました。


そして今はどうでしょう。実は英文法の新しい流れが来ています。受験生はその流れを敏感に受け止めなければなりません。


それは、英文法はもちろんのこと長文読解や英作文などあらゆるジャンルに「英文法が最強のツールである」ということが見直されてきているのです。当たり前と言えば当たり前の話なのですが、その切り口で新たな参考書が発刊されています。


中経出版は「
大学入試 肘井学の 読解のための英文法が面白いほどわかる本」を平成27年12月に発刊しました。


Z会は「長文読解・英作文のための実を結ぶ英文法 標準問題編 発展問題編」を平成28年3月に発刊しました。


東進ブックスは「英文法の核」を同じく平成28年3月に発刊しました。
著者である西きょうじ先生は次のようなコメントを記されています。


《著者からのコメント》
中学段階以上の英語学習においては文法の習得が不可欠です。文法は、いわゆる4技能「読む」「書く」「聴く」「話す」すべてに共通の基盤となるもので、基本的な文法の理解なしに4技能の力を向上させることはできません

「文法の核」とは、英語学習における文法の根本であり、極言すると「語(あるいは情報)の配列ルール」と「単語の使い方(品詞の理解を含む)」です。

英語を使うための土台は、「文法の核」を理解した上で、多くの例文にふれて基本パターンを体得していく過程で形成されます。「文法のための文法」を暗記するのではなく、説明を読んで理解することによって「使える文法」を身につけ、英語の運用力を高めていきましょう。


西きょうじ先生の熱き思いが、伝わってきそうです。これらの本は、後日評価を記載させていただきます。


要するに、受験勉強の中で端に追いやられていた英文法は、やはりセンターにしっかり位置していることが、英語を理解する上で極めて大事であるということが叫ばれているのです。できるならば高2までに基本的な英文法を身につけましょう


当ブログでは薄い参考書や問題集を薦めることが多いのですが、英文法を理解するという視点では、薄い本では対応できません。


「この一冊で…」というような中身のない英文法の本や、凝縮し過ぎて解説が乏し過ぎる英文法の本がたくさんあります。このような本を選択しても基本的な英文法は理解できません。


しっかり1ページ目から読むことによって基本的な英文法を身につけることができる「えんどうあつこの英語が初歩からしっかり身につく英文法1・2」をお薦めします。


基本を理解すれば、上記の
中経出版やZ会、ポレポレの著者である西きょうじ先生の本も理解できるようになるでしょう。


「えんどうあつこの英語が初歩からしっかり身につく英文法1・2」に関する記事は下記をご参照下さい。
http://study-step.jugem.jp/?eid=48

 
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