「寝る前5分暗記ブック 高校日本史」は日本史版「合格英単語600」や

   参考書 comments(0) - 堀川紫野介

受験日本史の勉強を開始する際、戦略的に取り組む必要があります。

 

 

「教科書が基本だから教科書を何回も読み込むことだ。」という先輩がいて、その先輩が早稲田大学政治経済学学部に合格した人なら、もうその人が言うことは何でも正しいと思ってしまうのが受験生の心理です。確かに、その先輩は教科書中心の勉強がピッタリだったのかもしれません。

 

 

自分自身で日本史教科書が読みこなせるレベルかを見極める必要があります。中間・期末テストで70点未満の人は少し考え直した方がいいと思います。ゴールは受験大学の日本史で合格者平均の少し上ぐらいの得点を目指せばいいのであって、そのアプローチは人それぞれなんです。

 

 

英単語を覚える際に、いきなり受験英語を2000語覚えることが困難なため、「合格英単語600」で地ならししてから、本格的に英単語を覚える手法があります。確かに「合格英単語600」では受験に足りませんが、基礎をしっかり固めるという意味では意外に近道の勉強方法なのです。

 

 

日本史も同じことが言えます。いきなり教科書を読みこなす力がないのにチャレンジするのは、水泳教室でバタフライをいきなり練習するのに似ています。バタ足から始めても全然いいのです。受験日本史の最初の取り組みはマンガでもいいし、この「寝る前5分暗記ブック 高校日本史」でも構いません。

 

 

要するに「しっかりと核になる部分を作っておく」ということなのです。核になる部分があれば、後々の勉強が楽になります。退屈することなく最後までやり遂げることができるかがポイントになってきます。「寝る前5分暗記ブック 高校日本史」は、とても工夫された本と言えます。

 

 

その特長は

■208ページの愛着のあるポケットサイズで、これなら最後まで読めると思わせるものがある。

 

■重要なポイントを羅列しているのではなく、文章としてしっかりした日本語で書かれている。

 

■イラストがたくさん描かれていて、確実に記憶に役立つ。

 

■覚えておきたい年号をゴロでわかりやすく覚えることができる。

 

■特に覚えておきたいポイントを抽出してくれている。

 

 

シリーズものとして学研が力を入れて作っているのがわかる本です。寝る前の記憶という狭い範疇ではなく、通学の際のお供とかにもいいです。可愛らしい本に愛着を持って臨んで下さい。道は開けます。

 

 

 

 

難易度  ★★☆☆☆
お薦め度 ★★★★★

 

 

 

 

 

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