「未来を切り開く学力シリーズ 本多式 中学英語マスター 速読長文」で確認してみよう

   長文読解 comments(0) - 堀川紫野介

英語の勉強は、英単語、英熟語、英語構文、英文解釈、長文読解と階段を上る必要があります。そして、手すりが英文法の役割となります。

 

 

さてさて、皆さんは受験英語をどのように進めていますか。

 

 

こんな質問をすると「いきなりこの人、何言うたはるんやろ」と思われるかもしれません。

しかし、結構大事な話です。英語の受験勉強をスタートさせるにあたって、まず英単語を覚えてから、英熟語に進み、英語構文を勉強してから、英文解釈を勉強し、長文読解を最後に仕上げる。概ね、このようなやり方で受験英語を勉強している方は多くおられます。

 

 

 

一方、基礎的な英単語を覚え、基礎的な英熟語を覚え、基礎的な英語構文を勉強し、基礎的な英文解釈を勉強し、そして基礎的な長文読解まで行きつく。次の段階では、標準的な英単語を覚え、標準的な英熟語を覚え、標準的な英語構文を勉強し、標準的な英文解釈を勉強する。そして、標準的な長文読解まで進む。そして次の段階では受験実戦向きの英単語を覚えるから進める方法、つまり基礎的⇒標準的⇒受験実戦向きと「らせん階段」状に勉強を進めていく方法です。

 

 

どちらが正解かは難しいところがありますが、長文読解をまったく勉強せずに受験英語の後半だけで事足りるかというと、そうでもないと言えるでしょう。徐々に長文読解に触れておく必要性はあるように思います。

 

 

特に地頭の悪いお兄さんお姉さん方は、英語で表記された長文を読んでみても、全体を記憶に留めることが苦手だと思います。日本語で書かれた長文なら何となく全体を捉えることができますが、英語では一文一文を訳すことに意識が集中してしまい、全体で何が書いているのかを把握することができません。

 

 

そのような方は、一度わかりやすい英語に戻って英文全体を読み切る訓練をしておくことが重要と思われます。最後まで読み切る訓練を行うことによって、全体把握を意識することができます。

 

 

今回ご紹介する「未来を切り開く学力シリーズ 本多式 中学英語マスター 速読長文」は、その名の通り中学生を対象にした参考書ですので、一文一文を訳すということに意識をとらわれることなく、読み続けれる程度と思われます。

 

 

しかしながら一文一文はわかっていても、文章全体を把握する力がいかに欠けているかを痛感させられることもあるでしょう。

 

 

この本の特長は文藝春秋のホームページに詳しく記載されています。

 

 

 

1. 速く読む力なしに入試は乗り切れない
現在、中学3年生の英語の教科書1冊分の英文量は約2000語。一方、高校入試の平均英文量は約1000語。つまり入試では、教科書約半年分の英文をリスニングを除いた約40分の試験時間で読まなければならないことになります。英文を速く読む訓練なしに高校入試は乗り切れません。そこを訓練する唯一の問題集です。

 

2. 英文を日本語に訳さず直接理解
英文を速く読むためには、1文、1文日本語に訳してから理解するというこれまでのやり方ではダメです。英文を直接理解する方法をこの本では訓練します。

 

3. 1日30分、約20日間で完了
50語程度のごく短い英文からはじめて、500語レベルの公立高校の長文問題、最終的には公立トップ、私立上位校レベルまで無理なく到達できるように、段階を追ったトレーニングを実現しました。

 

4. 全体把握と部分把握を同時訓練
長文読解の問題は2つに大別されます。すなわち、大意を把握する問題と、長文の中から必要な情報を素早く見つける問題です。この問題集では、長文のあとにそれぞれの問題を1問ずつ配置し、そのコツを体得できるようになっています。

 

 

 

大学受験レベルの本なら、基礎的なレベルと言えども一文の訳がわからず思考が止まってしまいますが、中学レベルですから、真の意味で全体把握の訓練になるはずです。50語レベルから階段を上がっていきますから、どの段階で壁にぶち当たるかがよくわかります。最終的には、500語レベルが速読できるように訓練して下さい。読み切る訓練はとても大事です。

 

 

 

難易度  ★☆☆☆☆

お薦め度 ★★★★☆

 

 

 

 

 

 

 

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