柔道十段「三船久蔵」さんってすごい

受験全般 comments(0) - 堀川紫野介

私は今まで講道館柔道十段「三船久蔵(みふねきゅうぞう)」さんのことなど聞いたことがありませんでした。たまたま格闘技系の動画を見ていて見つけたのがこの動画です。

 

 

身長159センチ、体重55キロという小柄な体格ながら、ヨーロッパの大男を次々と投げ倒している動画でした。演武の要素はあるものの、関心したのは「三船久蔵」さんの姿勢の良さです。ピンと伸びた背中、おそらく体幹が素晴らしく強いのでしょう。「このおじいちゃんはいったい何もんや」と調べてみたのです。

 

 

動画の前半にも解説がありますが、三船十段は柔道の根本を象徴するものはであると説いています。

・球は倒れたためしがない。絶対に倒れない。それはいくら転んでも中心を失うことがないからである。

・球は動きそのものに無理がなく変化も極めて早い。

・球は無抵抗である。

・無抵抗は相手の攻撃に対しては無限の力を備えている。

まぁ文字で書くよりも動画を見ていただき、足さばきや重心の置き方等を見ていただきたいと思います。

 

 

私は受験はある意味「相手方からの攻撃」と思うのです。様々な角度からプレッシャーをかけられ、不合格者をあぶりだされます。このような攻撃に対しては、常に冷静でいなくてはなりません。自分を失うことなく戦わなければなりません。「三船久蔵」さんのカッコいい動画を見て、自分なりにどんな困難にもへこたれないイメージを持っていただきたいものです。

 

 

なお、三船十段は柔道ばかりでなく学業もりっぱです。仙台二中から現在の早稲田大学、慶応大学に進学されています。また、趣味の世界では日本将棋連盟から三段、日本教育書道連盟から五段を授与されています。柔と剛を兼ね備えた人物と言えます。

 

 

岩手県久慈市に市立三船十段記念館があります。お近くの方は是非お立ち寄りください。

 

 

 

 

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