何でノート貸したった友達の方が成績ええねん?

受験全般 comments(0) - 堀川紫野介

「真奈美には、ほんま腹が立つ!」

「どなしたん? 真っ赤な顔して。」

 

 

「聞いてえなぁ。わたし、真奈美からノート貸してって言われてん。ケチやと思われたら嫌やから、貸したってん。」

「ええやん、別に。」

 

 

「それが腹立つねん。わたし日本史のテスト68点やってんで。真奈美は92点やってん。腹立つと思えへん?」

「まぁ、ようある話やわなぁ。」

 

 

「わたし、真面目にノートもとったし、自分でレポート用紙にまとめたり、滅茶苦茶勉強したのに腹が立つ。何でなん? もぉ真奈美の顔も見たないわ。」

「真奈美ちゃん、かわいそうに。」

 

 

「何で、真奈美ちゃん擁護すんねん。ぐぅぅー。」

「お姉さん、奥歯崩壊するで。」

 

 

「あんだけ勉強したのに、68点なんか納得でけへん。」

「それは、テストを見据えてのアウトプットの崩壊かもしれんなぁ。覚えたことはどんどん忘れていくから、中途半端に手を広げることの落とし穴かもしれん。」

 

 

「勉強したことが無駄やって言うこと?」

「いや、やったこと自体は実力を上げることに繋がってるんやけど、成果となって表に出る手前でテストがあったんかもしれん。真奈美ちゃんは効率よく対象を絞って、成果の出る水準まで引き上げたタイミングで、テストがあったっていうところやろ。」

 

 

 

前文が長くなりましたが、中間や期末テストなどでよくある話と思われますが、テスト前にノートを借りた友達が要領よく高得点を叩き出し、コツコツと真面目にやってきた本人がイマイチの成績だったことがあると思います。

 

 

大学受験となると、上記の真奈美さんのように付け焼刃で対応することは難しいところがありますが、せっかく勉強してきたのに受験のタイミングでアウトプットが上手くいかず、もったいない結果に終わることが多々あります。

 

 

参考書や問題集をたくさんやって実力があるはずなのに、受験前に急に荷崩れを起こすような状態です。解決策の一つとして、主となる参考書や問題集に情報を一元化することが重要でしょう。

 

 

情報元:

https://twitter.com/yuusuke_suzuki

 

受験会場で横に座っているお兄さんお姉さんが、休憩時間に写真のような本に目を通していたら、相当にビビるでしょうね。でも、メインの本に「いいなぁ」と思った図表を差し込んだり、空白にプラスαの文字を書き込んだりするのは、とてもいいことです。

 

 

中途半端に手を広げ、中途半端に覚えている状態は危険です。でも、ほとんどの受験生はそうなってしまいます。範囲を広くアウトプットできるようになるためには、相当な時間を要します。早めに受験勉強をスタートさせることが何よりも重要です。

 

 

 

 

 

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