網羅性のある参考書は安心だす
勉強方法 | comments(0) | - | 堀川紫野介 |
「薄い本を何周もやって完璧にするのんって、どう思う?」
「分厚い本やったら途中で挫折しやすいから薄い本の方がお薦めやと思うで。」
「そうやんなぁ。ネットに出てる勉強法でも薄い本を選択したほうがええってよう言うたはるわ。」
「確かに僕も言うてきたわ。」
「でも、ひとつ疑問があるねん。薄い本を選択するっていうことは、漏れてる内容があるっていうことやんか。それをどうカバーしたらええのん?」
「確かに薄い本一冊だけっていう訳にはいかんから、何冊かはやらんとあかんやろなぁ。」
「本が複数になるっていうことは、レベルや範囲について相当慎重に本を選択せんとあかんのと違うん?」
「言いたいこと、ようわかるわ。薄い本がええと思ってやってはみるものの、さてさて次は何をするべきかと悩むことあるもんなぁ。」
「えっ、なんか不安になってきた。どうしたらええのん?」
「ぜったいこの本をやり遂げるんやって強い信念があるんやったら、網羅性のある分厚い本に取り組むのも選択の一つやで。」
前文が長くなりましたが、薄い本を何周もやって確実に完璧にしていこうという勉強方法は、ネットでも多く紹介されており、本ブログでも再三記述しています。それほど途中で挫折し、無駄な時間を過ごす事例が多いからと言えます。
ただ、次なる本の選択が難しいのも事実です。そのような場合は思いきって網羅性のある分厚い本に挑戦するというのも良いかもしれません。
例えば、網羅性のある成川博康先生の「深めて解ける! 英文法 INPUT」・「深めて解ける! 英文法 OUTPUT」にチャレンジしてみるとかです。やり遂げるのは大変ですが、次のようなメリットがあります。
■網羅性があるため、穴のない学習が可能である
■空母的な役割を果たすため、わからない時はいつでも戻ることができる
■マスターした時の自信が凄まじい
■本選択の悩みが軽減される
■レベルが安定している
途中で挫折しやすいデメリットもありますが、楽しいキャンパスライフを想像したら分厚い本も突破できるかもしれません。
勉強方法はこうあるべきだなんて他人から強制されるものではありません。本屋さんに行って、自分の手で本を開いてみてください。その時の感覚が何よりも大事です。