「八澤のたった6時間で古典文法」は至れり尽くせりやで
02/26Sun
古典文法 | comments(0) | - | 堀川紫野介 |
難関私大専門塾マナビズムの代表である八澤先生の古典文法書の登場です。
八澤先生ご自身は、文学部国文科出身の先生ではありません(法学部出身)。しかしながら、受験生と長い間接触されてきた経験から、実体験として次のことがわかっておられます。
■古文問題を解く上で必要な知識は何か。
■どこが誤りやすいか。
■古文の勉強を、どのように進めていけばいいのか。
学究的な古文の先生とは異なる視点で参考書作りをされてます。
章ごとの授業動画や一問一答、要点整理、練習問題など本の構成や文字、目に優しいパステルカラー(エメラルドグリーン)など、まさに至れり尽くせりです。
この本をマスターすれば、古典文法については受験レベルの水準を完全にクリヤーしてると考えて良いでしょう。
ただし、この本に着手する際には気合いが必要です。「この一冊で古典文法をマスターするんや」と言う覚悟がないと、はね返されてしまいます。
「古文の世界を味わいつつ、古典文法を学びたいなぁ。」と考えているゆっくり思想のお兄さんお姉さん方には、つらい参考書になるでしょう。
つまり体育会系の参考書と言えます。ただ、八澤先生は「古典文法なんかサッサっと終わらせて、次のステップに行かなアカンで。」と言う優しさが背後にあるとは思いますが…。
勉強は気合いが大事やと思うで。俺について来たいもんは、ついて来たらええがな。谷九の交差点に集合や。
難易度 ★★★☆☆
お薦め度 ★★★★☆