「ことばは ちからダ!」ってほんまに入門書?

   キーワード comments(0) - 堀川紫野介

「ことばは ちからだ!」は、本当に入門書でしょうか。大学受験サイトでは現代文の入門書として、必ずと言っていいほどお薦め本として出てきます。

 

 

私は敢えて異論を呈したい。「ことばは ちからだ!」は、最初に取り組むべき本ではありません。

 

 

おそらく、第一章の「読解語(20語)−基礎的な体力をつける−」に着手すれば、苦手意識が倍増するのではないでしょうか。

 

 

目からうろこが落ちるような気持にもならないし、何か重たい気分になるのです。

 

 

「次の例文わかる?」から始まり、「解説」を読み、「少し長い文章を読んでみよう」と展開する中で、自分を見失っていきます。

 

 

何回も読むことによって、血となり肉となることはあるでしょう。でも、入門書と思ってチャレンジした者にとっては不幸の始まりなのです。

 

 

「河合塾の講師陣がわかりやすい言葉で書いてくれたはんのに、わかりにくいとは何事や。こんなもんわからへんねんやったら、大学受験にチャレンジする資格なんかないわ。」と思われているかもしれません。

 

 

そこは素直に認めて、撤退しましょう。ほかの入門書を探しましょう。

 

 

実は本文の「まえがき」にもそれらしきことが書かれています。

「説明は出来るだけ易しく、分かりやすく」を目指していますが、それに基づいて、何とか理解してほしいと考えている文章のレベルは、誤りなく、センター試験の第一問の評論文であることは、申しそえておきます。

 

 

執筆者がそう書かれているのですから、間違いないと思われます。センター試験評論文突破レベルなのです。センターレベルならチャレンジしてみようかなぁと思われている受験生にとっては良い入門書と言えるでしょう。

 

 

現代文が苦手なお兄さんお姉さん方は、この本を入門書として選択することは避けるべきです。敢えて言うなれば、「優等生向けの入門書」です。

 

 

レイアウトも素晴らしく、企画力に満ちた本ですので、良書であることは間違いありません。世間一般で言われている入門書としての評価として、厳しく採点させていただきました。

 

 

 

難易度  ★★★☆☆

お薦め度 ★★★☆☆

 

 

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